良い水は22番目の梅酒から発見された

『新ん泉』の生みの親である多田穎代氏は、40数年前春日部駅前で、妻が営むラーメン屋の手伝いをしていた。

その手伝いの中で1番大変だったのが側溝にたまった油カスを掃除すること。べっとりたまった油を掃除するのは重労働。そこで、多田穎代氏は、もっと簡単に油を掃除する方法はないか?と考えはじめた。

最初はバクテリアやバイオで排水を浄化する方法を試したが、洗剤で微生物が死んでしまい浄化が継続できなかった。次に、ヨーロッパの方で磁力の中に水を通す活水装置があることを知り大学教授の助けを借りながら試してみたが、日本では効果はなかった。

最後に、セラッミクを使って水を活性化できないかを調査した。

セラッミクとは、陶磁器のことで材質・焼き方・形状により様々なセラッミクが存在する。多田穎代氏は、自宅に炉を建て、ひとつひとつのセラッミクを焼き調べて試行錯誤をしていたが、なかなかいい結果を得られなかった。

ある年、趣味で毎年作っている十数本の梅酒の瓶に過去に焼成したセラミックを入れてみた。

すると22番目に焼成したセラミックを入れたビンの梅だけが短い時間で梅のエキスが全て出切って熟成している事を発見。もしやと思い、22番目のセラミックを妻が営むラーメン屋の水道管に取付けたところ、べったりたまっていた油がきれいになっていた。また、その頃からラーメンの出汁もよく出るようになったとのことから、多田穎代氏はこのセラミックをBRC22特殊ファインセラミックと名付けて、更に研究を重ねた。

その結果、BRC22特殊ファインセラミックに水道水を通すと、水道水はお湯のように表面張力が低い水に「良い水」に変化することが判明した。

新ん泉開発者 多田穎代氏

家庭では2500粒が最適

新ん泉の内部構造


BRC22特殊ファインセラミックと効果が判明したことで、これを多くのご家庭に設置すれば、日本中のみなさんに良い水(活きた水)を使ってもらえるのではないかと考えた。

理想は、飲み水はもちろん、家庭の蛇口から出る水をすべて「表面張力が低い良い水」にすること。

そのために、家庭の入り口の水道管に取付けられるような構造にした。

次に、最適な特殊ファインセラミックの形状と個数を研究したところ、一般家庭の水道配管(直径20ミリ)には、直径1cmに焼成したファインセラミックを2500粒入れることで最高の効果が出ることを発見しました。

どこでも設置できてメンテナンスフリーのものを

新ん泉の内部構造

次に、新ん泉の形状について考えた。”新ん泉”は、建物の入り口の水道管に取付けることから、縦に置いても横に置いても水圧を下げずに、すべての流入水がファインセラミックに当たるよう隔壁複層構造にした。

また、特殊ファインセラミックが水圧ですり減り劣化しないようにするために、固定された状態になるように研究。

その結果、ステンレス筒の中に、特殊ファインセラミックを両端からスプリングで押させる構造にすることにより、セラミックの破損・摩耗を防ぐことに成功し、メンテナンスフリーを実現した。

新ん泉は、発売以来36年間(2021年現在)ノーメンテナンスの実績を誇ります。設置後36年経過した機器でも新品同様の効果を確認しております。