辰(タツ)

2024年(令和6年)は辰年です。

1月1日に能登半島大震災が有り、被災に合われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

またお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。

十二支の動物の中では唯一の架空の生き物ですが、非常に縁起の良い神聖な生き物とされています。

今年の辰年はどんな年になるのでしょうか?

2024年は甲辰(きのえたつ)で、60年に一度の年です。

2024年の辰年は、昨年まで努力してきたことが実を結んで成就する年ということらしいです。

辰年にさらなる努力をすることで、成功にスピード感を持って近づける年となる様です。

十二支の竜

古くには十二支は時刻や方角を表す際に用いられていました。

十二支の動物は中国で考えられた干支を身近な動物と連想させることで覚えてもらい普及を狙ったものであると考えられています。

これらの動物は国や地域により違いがありますが、基本的には実在の動物が割り当てられています。

干支に動物が割り当てられたのは紀元前200年頃とされていますが、当時は現代のように絶滅という概念が普及してないうえ、実際に絶滅しているかどうかも判断できません。

中国は現在でも恐竜の化石が多く見つかる地であり、昔の人はこの恐竜の化石を見て、龍がいると思っていたのです。

巨大な骨が見つかれば、その存在を疑える人は多くはないでしょう。

ちなみに十二支の竜の位置にはワニやクジラが当てられている国もあります。

確かに「恐竜」という漢字にも「龍(竜)」という文字が使われているあたり、間違いではないのかも知れま

その中になぜ、想像上の生き物である竜がいるのでしょうか。

面白い説として、竜は想像上の生物ではなく、実際に存在していると考えられていたというものがあります。

現在では、龍という生き物が架空のものであるというのは当たり前になっていますが、龍のモデルといわれている生き物がいます。

それがワニです。

確かに空は飛ばずとも、あの凶暴な顔つきと力強い体格や皮膚をみて、龍を想像してもおかしくはありません。

竜とドラゴンは別物?

辰・龍・竜はすべて同じ意味を表す漢字です。

西洋では龍を英語訳するとドラゴン(dragon)と呼ばれますが、実は違う生き物です。

翻訳では同じものとされていますが、意味を調べるとその特徴も異なっています。

まず中国の龍は「伝説上の神秘的な生き物であり、形は蛇に似ており鱗と爪があります。

雲を発生させて雨を降らせる能力を持ち、水の中に住む動物の中でもっとも格が高い存在と言われています。

一方ドラゴンについて辞書で調べてみると「非常に大きな生き物で、火を吐くとされている想像上の生き物」と記載されています。

東洋と西洋では、龍とドラゴンはかなり違うことがわかりました。

また文献上においても、中国の龍は神聖な生き物で人間にとって神的な存在であるのに対し、ドラゴンは冒険者を焼き殺すなど害をなす存在とされています。

東洋と西洋で善と悪という正反対の存在が、同じ呼称で扱われているのは面白いですね。

タツノオトシゴ

辰年の絵柄として竜(龍)やドラゴンのほかにもタツノオトシゴが採用されることが多いと思います。

タツノオトシゴはタツノコ、カイバ(海馬)、ウマウオなど別名が複数あり、英名では Seahorse(シーホース=海の馬)と呼ばれます。

かなり特徴的な見た目をしていますが、ヨウジウオ科タツノオトシゴ属のれっきとした魚です。

ちなみにヨウジウオはタツノオトシゴのようなたて笛状の尖った口をしている細長い魚です。

タツノオトシゴの体は鱗が変化した環状の硬い甲板に覆われています。

尾ヒレはありませんが尾そのものは長く、普段は尾を海藻やサンゴなどに巻きつけて体を固定しているようです。

およそ「魚」からかけ離れた外見ですが、よく見ると小さなエラとヒレがあるのです。

ちなみにタツノオトシゴは興味深い生態をしていて、オスが赤ちゃんを出産します。

オスのお腹には「育児嚢(いくじのう)」と呼ばれるカンガルーのような袋があり、メスはこの袋の中に卵を産み落とします。

オスは受け取ったその卵を育児嚢で保護し、ふ化させるので、産卵と出産を分担しているわけです。

人間もいつかこのような出産ができるようになるかもしれませんね。

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