ノロウイルス症は人の病気

みなさん こんにちは

特殊水処理機『新ん泉』 AtoZの桜井です。

秋から冬にかけては生ガキや貝類は甘みも増し、生で食べる機会も増えてくると思います。

ノロウイルス感染症は二枚貝の生食が原因と長年言われていましたが、ほかの事例も見つかってきました。

食べ物だけが原因ではなく、そこには人が関係しているのではないかとの見方が出てきました。

兎に角、非常に感染力の強いウィルスですので注意が必要です。

今回はこのノロウィルスについてお話しましょう。

ノロウィルスとは?

米国のオハイオ州ノーウォークという町の小学校で集団発生した急性胃腸炎の患者からウイルスが検出され、「小型球形ウイルス(SRSV)と呼ばれていましたが、2002年から国際ウィルス学会で土地のその地名を冠して【ノロウィルス】と命名されました。

ノロウイルスは、表面にカップ状の窪みをもつ小型のウイルスで多くの遺伝子の型があり、培養した細胞や実験動物でウイルスを増やすことができません。

今のところヒトの小腸の中で増殖することだけが確認されており、特に食品中に含まれるウイルスを検出することが難しく、食中毒の原因究明や感染経路の特定を難しいものとしています。

ノロウィルスは自然界のいろいろなところに存在しますが、カキなどの二枚貝は大量の海水を取り込み、プランクトンなどのエサを体内に残し、出水管から排水する際に、海水中のウイルスを同様のメカニズムで取り込み、体内で濃縮しています。

いろいろな二枚貝でこのようなウイルスの濃縮が起こっていると思われますが、われわれが二枚貝を生で食べるのは、冬場のカキの例が多いのでカキが原因のように言われますが、生の貝類以外でも生野菜やサンドイッチ、その他の加工食品が原因と思われる事例も多数見られます。

ノロウィルスへの感染と症状

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。

ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。

健康な方は軽症で回復しますが、幼い子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。

ノロウィルスは非常に感染力が強く、夏場に食中毒を起こすウィルスの1/100でも発症します。

このウィルスにどのようにして感染するかはほとんどが経口感染で、次のようなケースが考えられています。

(1)汚染されていた貝類や食品を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
(2)食品を取扱う人が感染しており、その人によって汚染された食品を食べた場合
(3)ノロウィルス患者のふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染した場合
(4)家庭や共同生活施設などヒト同士の接触する機会が多いところでヒトからヒトへ飛沫して感染する場合
(5)ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で摂取した場合

などがあり、最近では(2)の食品取扱者から感染した例が多くなっています。

ノロウイルスは世界中に広く分布しているとされ、アメリカ、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、フランス、スペイン、オランダ、アイルランド、スイスなどでヒトへのノロウイルスの感染が報告されており、潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。

ノロウィルスの予防と対策

現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。

このため発病しても、通常、対症療法が行われます。

特に、体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状や、体力消耗を防ぐために、水分と栄養の補給を充分に行いましょう。

脱水症状がひどい場合には病院で輸液を行うなどの治療が必要になります。

止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいでしょう。

その予防策としては

① 十分に手洗いをすること。

調理をする際や、食事の前、そしてトイレの後などに十分に手洗いをすることが大切です。

エタノールや逆性石鹸、洗剤などもあまり効果がありませんので、流水で十分に洗い流すことがもっとも効果   的です。

② 加熱調理する場合は,中心部まで十分加熱(85℃で90秒以上)すること。

湯通し程度の加熱ではウイルスは死にません。

③ 下痢や風邪に似た症状がある場合は,なるべく調理に従事しないようにし、給水設備や調理器具の衛生管理を徹底すること。

④ 二次感染を防ぐのも大事なことです。

おう吐物や、ふん便で汚れた衣類等を片付けるときは、ビニール手袋、マスクなどを用いましょう。

⑤ おう吐物などを片付けた用具、雑巾類は、塩素系漂白剤でつけ置き洗いをし、汚れた床は、塩素系漂白剤を含ませた布で被い、しばらくそのまま放置して消毒しましょう。

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