水楽器

みなさん こんにちは

特殊水処理機『新ん泉』 AtoZの桜井です。

音は空気を伝わってくるものですが、音程その他については水に関係している部分も多々あります。

今回は水を使った楽器について考えてみましょう。

水 笛

水笛は日本では昔から芝居や演劇などの効果音に使用されている擬音笛です。

シンプルで筒先を水につけて音を出します。

小鳥がさえずるような音色です。

こうした楽器は世界中に見られます。

いわゆるホイッスルはおおむね、自然と親しむためのバード・コールとクラシック音楽などで効果音として使われるエフェクト・ホイッスルとに大別されます。

例えばバード・ホイッスルなどは、実際に鳥を呼び寄せるために使われてきたものです。

バード・コール(鳥笛)は、古くから野鳥の狩猟に使われてきた道具ですが、昨今のアウトドア、野鳥観察の世界的ブームにより、森へ出かけて野鳥と会話を楽しむために活用する人が増えています。

グラス・ハープ

グラス・ハープ(glass harp)は、ゴブレット(ガラス製足付酒杯)の縁を指でこすって音を発することで楽器として使用するものです。

様々な作品を演奏できるように口径・腰径の異なる複数のゴブレットを大きさ順に、十二平均律の半音階を網羅して並べ、基本的には、水で濡らした指先をガラスの縁に触れさせて摩擦によって、共鳴するガラスからの音で音学を演奏するものです。

打楽器的ではなく、ワイン・ゴブレットの縁の周りを濡れた指で擦ることで生み出される音の現象について、欧州ではルネッサンスよりも前の時代に文書化されていたことが判明しており、ガリレオも、この現象についての考察を残しています。

アイルランドの音楽家リチャード・ポックリッジ(Richard Pockridge)は、この楽器を現在のように奏した最初のものとみなされていて、彼は1742年から様々な量の水を入れて並べたゴブレットのセットを用意し、ロンドンで演奏していた事が知られています。

水にちなんだヘンデルの「水上の音楽」を得意なレパートリーとして1760年代まで活発な演奏活動を続けていました。

作曲家として有名なグルックは、「ヴァイオリン、あるいはチェンバロによって演奏され得る曲は全てグラス・ハープで演奏できる」と言っていて、実際にロンドンの劇場で「泉水で調律された26の音楽用グラスによる」と銘打った演奏会を開催しました。

英国を中心とした西欧諸国では広くゴブレットによる演奏の文化が浸透していて、現在確認されている最大のセットでは4オクターヴ半の音域をもつものが製作されていました。

しかしながら、実際の演奏では手が常に水で濡れていないと、指とガラスとの間に適度の摩擦が起きないため、演奏中も水で濡らす必要があり、またガラスが汚れると効果が薄らぐため、蒸留水を用いる必要があることや、指に、脂分をはじめとする汚れがあると、やはり指とガラスとの間に適度の摩擦が起きないため、演奏前はアルルコールや石鹸などで汚れを落とす必要があるなど数々の不便さがありました。

特に適正な量の水を入れることが演奏前に大きな負担的作業となり、また濡れた指から滴り落ちた水滴が入ってしまったり、乾燥した空気によって蒸発してしまったりで音程が簡単に狂ってしまう危険性や、あるいは演奏中不意にこぼしてしまう危険性もあり、これらが普及を阻む原因になっていました。

こうした困難さにもかかわらず、作曲家のパガニーニが「何たる天上的な声色」と表現したように、その音色の素晴らしさを再現できるようにF.ホプキンソン=スミス(F.Hopkinson-Smith)の発明によって、水を中に入れて音程を調節しなくとも、そのものだけで音程が固定されたゴブレットも製作されるようになりました。

水琴窟

水琴窟(すいきんくつ)は、日本庭園の装飾の一つで、手水鉢(ちょうずばち)の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、その際に発せられる音を反響させる仕掛けで、手水鉢の排水を処理する機能もあります。

水琴窟は手水鉢の排水を落とし、その音が地上に聞こえるように設計されていますので、排水は縦穴を伝って流れ落ちた水が水滴となって空洞の底面に溜まった水に落ち、その際に発せられた音が縦穴を通して外部に漏れる構造です。

多くの場合、空洞は瓶を逆さにして地中に埋めることによって作りだされ、空洞の形状には吊鐘形、銅壺(どうこ)形、龕灯(がんどう)形などがありますが、音響面の効果は吊鐘形が最も大きく、より大きな効果を得るために空洞を二重に設けるなど工夫されたところもあります。

水琴窟の音は、地中内の空洞に水滴を落とした際に発生する音を地上に漏らしたものですので、音が小さい場合、聞くための竹筒などを設置してある場合もあります。

その音は底部に溜まった水の深さに影響されます。

東京農業大の平山先生によると深さが深ければ「静的な深みのある音」が、浅ければ「騒的な軽い音」がでるようで、水琴窟内部の空洞の高さの1/10ほど水が溜まった際に「清楚にして中和した」最良の音がでて、水滴が底部の中心部に落ちると「正確にして且豊か」で、中心から外れるほど「繁雑にしてかつ貧しきものとなる」とのことです。

水滴の落ち方にもいくつかの種類があり、間欠的な落ち方と連続的な落ち方があり、間欠的な落ち方にも滴水の間隔が1秒ほどのもの(短間欠的点滴)と2秒以上のもの(長間欠的点滴)があります。

また、水滴が1箇所から落ちる場合(一条点滴)と2箇所または3箇所から落ちる場合(二条点滴、三条点滴)があり、水量で調整されて独特な「幽玄な」音色をだしています。

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