腸内細菌

みなさんこんにちは

特殊水処理機『新ん泉』 AtoZの桜井です。

人間の腸内には人体における免疫細胞のうち約6割が集中していると言われています。

しかし、免疫機能を果たすには自身の免疫細胞だけではなく細菌のチカラも活用しているのです。

今回は「腸内細菌」について考えてみましょう。

細菌の可能性

腸内細菌の多くは酸素があると生きていけない菌(嫌気性菌)であるため、現在でも試験管内での培養が困難であり、腸内細菌の研究は遅れていました。

しかし、近年になって遺伝子工学や分子生物学などの発達により、培養ができなくても、腸内細菌の遺伝子や作り出される物質をほぼ全て解析できるようになったと言われています。

その結果、研究が飛躍的に進み、腸内細菌たちの驚くべき働きが次々と分かってきました。

細菌は人が持っていない様々な遺伝子を持つため、人体の機能では本来出来ないような働きができると考えられます。

細菌たちは腸内の状態が良い状況では、私たちの生命を根本から支えてくれています。

とても書ききれない程にたくさんの役割を果たしていますが、特に重要なのは「消化・吸収の補助」「有害物質の分解」「人体が作り出せない栄養素の供給」「免疫系の調節」です。

一方、腸の状態が悪くなると色々な悪さをしはじめます。

下痢や便秘の原因となるだけではなく、高血圧、がん、動脈硬化や慢性的な炎症を引き起こすなど、様々な疾患の原因となる有害物質を作り出します。

このように、私たちの健康は腸内細菌の状態に大きく左右されます。

細菌と健康はそれほど密接な関係にあるのです。

さらに信じがたい研究報告まで出てきています。

それは腸内細菌が人の感情や行動、食べ物の嗜好にまで影響を与えているという内容のものです。

ここから発展させて、人の身体は腸内細菌に操られているのではないかという面白い説まで出てきています。

今後の研究によって、細菌の驚愕的な事実が次々と判明していくことでしょう。

 

腸内細菌のバランス

健康には腸内細菌が重要であるという話は近年よく耳にしますが、逆に腸内細菌にとって人の腸内はどんな環境なのでしょうか。

私たちが定期的に食事をすると、腸内細菌にも食べ物(とくに糖質)が供給されます。

また腸内は適度な温度や水分があるだけでなく、酸素が少ないため、嫌気性菌が多い腸内細菌たちには快適な環境なのです。

健康な人や様々な病気の人の腸内細菌を調べてみると、腸内細菌の多様性とバランスが健康の維持に重要だと判ってきています。

健康な人ほど細菌の多様性に富み、病気の人はひどく偏ったパターンを示すことが多く、腸内細菌は種類が多ければ多いほど良いと考えられています。

次に、健康に良い腸内細菌のバランスは、一般的に善玉菌:日和見菌:悪玉菌が2:7:1くらいの比率だと言われています。

腸内細菌は縄張り意識が強く、善玉菌と悪玉菌が常にせめぎ合っている状態です。

これは腸内で細菌たちが生活する場所に限りがあるために起こる陣地の取り合いであり、この状態が外来の病原菌の定着を防ぐ働きをしています。

また、常に人の免疫系が刺激されるため、その発達に貢献していると考えられています。

ここで一つ重要なのは、悪玉菌とされている菌も「無いと困る」ということです。

悪玉菌をまったく無くしてしまうと善玉菌はサボってしまい、まったく働かなくなるそうです。

善玉菌をきちんと働かせるためにも悪玉菌の存在が必要であり、過剰なまでに悪玉菌を敵対視するのは危険だとする考えもあります。

また、普段は善玉菌であっても、一定の条件下では悪さをする菌がいたり、逆に悪玉菌とされている菌でも状況次第で良いことをする場合もあります。

腸内細菌たちは常にバランスをとりあうことで、人の健康状態を決めているわけです。

私たちの腸内には、人間社会とほとんど変わらない「細菌社会」が存在しているのです。

善玉菌の好物(小腸で吸収されない成分が好物)

食物繊維というと「繊維」という言葉から、細い糸のような、スジ状のものをイメージされがちです。

しかし「ネバネバ」するものから、水に溶けて「サラサラ」した状態のものまで、多くの種類があります。

特定保健用食品で「おなかの調子を整える食品」として認められている成分の多くが食物繊維です。

食物繊維は「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されています。

言い換えると、たんぱく質・脂質・炭水化物などは、消化管の中で消化酵素によって分解(消化)され、小腸から体の中に吸収されていきますが、食物繊維はこの消化酵素の作用を受けずに小腸を通過して、大腸まで達する成分です。

水に溶けないセルロースやリグニン、水に溶けるペクチンやアルギン酸などの成分があります。

さらに消化されにくい性質を持ったデンプン(難消化性デキストリン)、オリゴ糖などの成分も含まれます。

はたらきとして、便の体積を増やす材料となるとともに、大腸内の環境を改善する腸内細菌(善玉菌)に利用され、これらの菌を増やすことが明らかとなっています。

一日あたり24g以上の摂取で、心筋梗塞、脳卒中、2型糖尿病、乳がん、胃がん、大腸がんなどの発症リスク低下が観察されるとの研究報告があります。

体内でコレステロールから作られる胆汁酸の体外(便中)への排泄を促進し、血中コレステロール値を下げます。

また食後の糖の吸収をゆるやかにし、血糖値の急激な上昇を抑える作用があるためです。

さらに便の量を増加させるとともに、腸内の腸内細菌のうち、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌の割合を増やし、腸内環境を良好に整える作用も知られています。

体のサインから見た食物繊維の必要量は「一日に一回、規則的に排便がある」ことがひとつの目安になります。

この状態である人の排便量は、一日に約150g(見た目ではMサイズの鶏卵で約3個分)であることがわかっています。

まずはこの便量を作り出すための食物繊維を食事からとれているかが重要です。(厚生労働省e-ヘルスネットより引用)

 

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