南極大陸

みなさん こんにちは

特殊水処理機『新ん泉』の櫻井です。

暑い季節がやってまいりました。

熱中症予防を心がけ冷房の効いた涼しい環境で読んでみてください。

今回はきびしい暑さを吹き飛ばすべく世界一寒い地域「南極大陸」について考えてみましょう。

南極大陸

南極大陸(英: Antarctica)の面積は約1400万k㎡で7大大陸中5番目の大きさです。

約98%が氷で覆われ、その氷の厚さは平均で約2,400mに及ぶと言われています。

南極大陸は、平均気温が最も低く、観測された最低気温は、2018年7月に記録した-97.8℃です。

年間降水量が海岸部分で200mm、内陸ではさらに少ないため、降水量だけでいえば砂漠のような気候といえます。

この気候では人間が定住することは難しいのですが、大陸中に点在する研究所に各国の研究員が年間を通して約1,000~5,000人ほど滞在しています。

南極大陸は、寒く乾燥しすぎているため植物の育成はほとんど不可能です。

自然状態では、寒冷な環境に適応可能な生物のみが存在しています。

その多くはダニ・線虫やペンギン・鰭脚(ききゃく)類(アザラシなど)・節足動物などの動物類、バクテリア、菌類、藻類、および原生生物が繁殖しています。

公式に世界で南極大陸が発見されたのは1820年です。

しかし、厳しい自然環境や、当時は資源が見つからなかった事、そして孤立的な地理条件から、19世紀中はほとんど歯牙にかけられることがありませんでした。

1959年、日本を含む12ヶ国の批准で始まった南極の平和的目的利用のための南極条約が締結され、2019年7月現在で加盟国は54にまで増え、多くの国から派遣された科学者たちが共同研究や実験を行っています。

そのため南極大陸は現在どこの国の領土でもありません。

南極の氷量

南極の氷の量は約2,700万k㎥といわれ、地球上の氷のうち90%が南極大陸に集中していると考えられています。

また、地球上の淡水(海水以外の水)のうち70%ほどがこの南極の氷だと言われています。

南極には氷の底部が2,500mくらい海面下に沈んでいる場所があります。これは氷の重みで地殻が沈んだものと考えられています。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

大陸の下は地球のマントル(流動性のある岩石)が対流し、大陸はここに乗っており、まるで水に浮かぶ氷のように「プカプカ」している状態といえます。

通常は大陸の重さとマントルに対する浮力が釣り合い陸になります。

しかし、南極の氷の厚さは最大約4,000mあり、その膨大な重量の氷が大陸の上に乗っている状態です。

南極は大陸自身の重さで釣り合いが取れていたところに氷によるとてつもない重さが加わり、大陸が沈み込んでしまったわけです。

このバランスの取れた状態をアイソスタシーといいます。

もしも、現在ある氷が全て溶けた場合、アイソスタシーが崩れ沈み込んでいた大地が浮上してくると言われています。

隕石と南極

南極では特定の場所で大量の隕石が発見されます。

事実、2010年の時点で発見された隕石のおよそ77%が南極大陸のものです。

これは黒い隕石が氷の上でよく目立つこともあり、発見されやすいからです。

しかし理由はそれだけではありません。

では南極に隕石が落ちやすいのか…と思うかもしれませんがそれは違います。

南極で隕石がたくさん発見される理由ですが、それは南極の気候と地形が関係しています。

南極の氷の上に落ちた隕石は氷に閉じ込められ、その後、氷と一緒に海岸に向かって移動していきます。

そして、海岸近くにある山脈にぶつかります。

山脈にせき止められた氷は次第に溶けて、隕石が残されます。

このように南極には、隕石が自然に集まるようになっているんです。

日本の観測隊も1969年(昭和44年)に、昭和基地から南に300キロ離れた「やまと山脈」で9個の隕石を発見しました。

それ以来、やまと山脈で発見された隕石のことは「やまと隕石」と呼ばれています。. ..

氷に守られた隕石は風化してしまうこともなく、保存状態が良いという特徴があります。

 

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