中性脂肪にご注意
みなさんこんにちは
特殊水処理機『新ん泉』の櫻井です。
今回は中性脂肪について考えてみましょう。
血液も「太る」ってホント?
ひと昔前の日本人は、もっと「しまった」体の人が多かったように思います。
しかし、最近の人は体脂肪が、とても増えているようです。
「見た目」からして肥満の人はともかく、本人も気づかない「かくれ肥満」が増加中とのこと!
脂肪は細胞の中だけではなく、血液中の脂肪が多くなっていて健康のことを考えるとかなり危険です。
すべての年代で増えているのですが、特に若い層が心配されます。
体内には4種類の脂肪が!
人間の体内には4種類の脂肪が存在します。
脂肪酸・中性脂肪・コレステロール・リン脂質です。
脂肪酸は生きて行く為また活動するために必要なエネルギーとして利用されます。
中性脂肪は体内でブドウ糖が不足した場合の備えとして血液中に貯蔵された脂肪のことです。
動物性の中性脂肪は常温で固体であるものが多いのに対して、植物性の中性脂肪は常温で液体の場合がほとんどです。
コレステロールは肝臓で生合成される細胞膜の構成成分であり,胆汁・ステロイドホルモン・ビタミン D の前駆体としても重要。また,老化に伴って血管壁に沈着し動脈硬化症と深く関係する。
リン脂質は 細胞膜を形成する主な成分で、体内で脂肪が運搬・貯蔵される際にたんぱく質と結びつける役割を担い、情報伝達にも関わる。
中性脂肪は3つの脂肪酸とグリセロールという物質が結びついたものです。
つまり、脂肪酸はすぐに使えるエネルギー、中性脂肪は貯蔵用のエネルギーというワケです。
一方、同じ脂肪でも コレステロールは体内の細胞膜やホルモンの材料なのです。
かくれ肥満は血中の中性脂肪
人間の体に吸収された炭水化物や脂肪は、人間がいいろな活動をするときのエネルギー源となります。
そして余ったエネルギー源は脂肪として体内に貯えられます。
中性脂肪とは、この『脂肪』のことなのです。
つまり、日々余分にとってしまった炭水化物や糖分、脂肪分は中性脂肪になって、どんどん体に貯められているのです。
人間が生きていくのに必要不可欠な中性脂肪、しかし血中脂肪は命にかかわり、生活の質も下げてしまいます。
若くして糖尿病や高血圧などの生活習慣病におちいるのも、こうした「かくれ肥満」などが原因となっているのです。
飽食&運動不足の時代、多くの人にとって、たまりすぎた中性脂肪は命を縮める火薬庫になりかねません。
「中性脂肪のたまり過ぎ=肥満」は、生活習慣病の原因になるのです。
中性脂肪をきれいに落とすコツ!!
中性脂肪を健康的に減らすためには、食事制限だけでは無理です。
適度な運動が必要です。
毎日ジョギングしたりジムに通ったり、そうすれば効果はテキメン・・・。
でも、そんな時間的余裕も金銭的余裕もなかなかないのが現状です。
そこで、運動についても、まずはできるところから取りかかるようにしましょう。
中性脂肪を減らす食べ物
①イワシ・サンマ・アジ・サバ・ツナ缶(魚類は刺身・焼き魚が最適)
これ等の魚の脂は冷たい水の中で泳いでいても固まらず、液体として存在することが出来る脂質です。
冷たい水の中で泳ぐ魚の体内で液体として存在できるわけですから、人のからだの中でも液体として存在できるのは納得できますね。
②トマト・玉ねぎ・納豆・豆腐
トマトの1日の目安は中玉2個といわれておりますが、効率的にこの成分を摂るためにはトマトジュースが良いようです。200mlで(紙パックのジュース1本)で済みます。
玉ねぎは動脈硬化の改善や高血圧の予防に効果があるとしてしられていますが、近年中性脂肪にも効果があると言われており、注目されています。
納豆はたんぱく質が豊富であるだけでなく、大豆に含まれているレシチンは、血中の中性脂肪値やコレステロールを下げる効果があるといわれています。
豆腐の原材料は大豆です。大豆たんぱく質の50%を占める成分であるグリシニンは中性脂肪値を下げる効果があるといわれています。
中性脂肪を燃やすには「歩く」のが効果的
中性脂肪を燃やすため、簡単にできる運動はズバリ「歩く」ことです。
通勤や買い物のときに、意識的に「速歩き」するようにしましょう。
少し離れた店まで買い物に行くなどそれなりのガンバリが必要です。
最初から毎日行うのがきつい人は、1週間に2回くらいまとめ歩きをし、普段はなるべくまめに動くよう心がける・・・というところから始めるといいのではないでしょうか。
まずは一日2000メートルが目標です。
歩く時は「有酸素運動」を心がけて
運動には、運動中に呼吸を止めて、一気にその運動を行う「無酸素運動」と、息を吸ったり吐いたりして呼吸を整えながら、ゆっくりと時間をかけて行う「有酸素運動」があります。
中性脂肪が効果的に燃えるのは後者の「有酸素運動」の方です。
その意味でも、長時間続けられる「歩くこと(ウオーキング)」がお勧めです。
歩くときは、両腕をしっかりふって、歩幅も普段より大きくするよう心がけましょう。
汗をかいたときは水分の補給を忘れない
汗は体温調節のシステムだけでなく、新陳代謝の大切な役割も果たします。
発汗によって血中糖度が上がったり、血流障害が起こる可能性(熱中症)もあります。
汗をかいたら速やかに水分を補給するのがコツ。
糖分の高いジュース類などは逆効果です。
水が一番です。
一気に飲むのではなく、少しづつ汗を失ったのに合わせるように、時間をかけて飲むのがもっとも効果的です。