地獄谷野猿公苑

みなさんこんにちは

特殊水処理機『新ん泉』 AtoZの桜井です。

寒い冬には温泉が一番ですね。

人間だけではなく動物にも温泉に入る習慣があるようです。

今回は長野県の「地獄谷野猿公苑」について考えてみましょう。

渋の地獄谷噴泉

渋の地獄谷噴泉は、長野県下高井郡山ノ内町の湯田中渋温泉郷にあります。

「大噴泉」は、岩漿(マグマ)から分かれてきたガスが、温泉とともに熱気をもって噴き上げるもので、火山現象としては極めて珍しいものです。

熱湯を吹き上げ、轟音響く、その光景が「地獄谷」という名前の由来だと言われます。

ちなみに、このように火山活動で温泉や硫気が一緒に噴射される現象を地学用語で「地獄現象」と言うそうです。

噴泉は遠い昔から絶えず100℃近い温度の温泉を噴き上げていますが、天明3年(1783年)の浅間山大噴火のとき、一時止まったと言われています。

これは噴泉とマグマに深い関係があることを物語っている証拠だと言われています。

現在はニホンザルの入浴が見られる事で有名な観光名所ですが、日本列島の一部が海底であった頃の名残が見られる地でも有ります。

日本列島の真ん中には溝状に凹んだ地域に新しい岩石などが堆積してできた大地溝帯(フォッサマグナ)が横断しています。

実は今から3000万年以前にはフォッサマグナは存在せず、日本列島はアジア大陸に直接くっついていたため日本海も存在しませんでした。

つまり、日本海は地殻の動きによって日本列島がアジア大陸から引き離されていく際に生まれたのです。

フォッサマグナが堆積する以前その一帯は、日本海へと入り込む水の流入口でした。

その時代に厚い地層を形成した痕跡が渋の地獄谷には残っているのです。

地獄谷野猿公苑

「地獄谷野猿公苑」は1964年に開苑されましたが、当初から「猿と人間の共生を観光客に見せること」を徹底しています。

いわゆる先進諸国で野生のサル類が国内に生息するのは珍しい事例であり、日本とニホンザルは特別視されることも多いです。

その中でも渋の地獄谷温泉に入るサルは国際的に知られています。

実は、もともと付近の町民は林檎畑などの農作物を荒らす野生のニホンザルに手を焼いていたそうです。

「サルを害獣として駆除」するかそれとも「サルと共存」していくかで議論となった際に『地獄谷には温泉があることだし、ニホンザルの群れを一定区画にくるよう仕向け、観光の目玉にしてみてはどうだろうか』という意見が出たのがことの始まりとなったそうです。

餌付けをすればサルも食料に困ることが少なくなるため、必然的に農作物の被害も減少するでしょうし、観光スポットとして注目が集まればこれ以上のことはないという、一石二鳥の考えから餌付けが開始されたのです。

実は、餌付けを行う以前には温泉に入るサルというのが目撃されたことはなかったそうです。

温泉に入るようになったきっかけは餌付けに成功した結果、エサを待つ間サルたちは野猿公苑でのんびりする時間が増えたためだと考えられています。

何かの偶然か子ザルが野猿公苑のすぐ近くの露天風呂に入ることを覚え、徐々に仲間の子ザルや他のサルもつられて温泉に入ることを覚えた為、サル専用の露天風呂を作ってあげることになったのです。

こうして世にも珍しい「温泉に入る野生のサル」が誕生したのです。

湯冷めしないのか?

サルたちが温泉に入るのは冬の厳しい寒さをしのぐための知恵ですが、湯冷めで風邪をひく事はないのでしょうか。

実は、サルに限ったことではありませんが、体毛がある動物は、人間とは違い、皮膚に直接外気が触れないので、水に濡れても熱が逃げにくいのです。

また、室温45℃の部屋に入れても、短期間なら汗をかかないそうで、汗によって熱を失いにくいのです。

要するに雪の上を素足で歩く寒冷地適応のニホンザルの身体は人間に比べて熱を失いにくいので湯冷めしにくいのです。

ただし、子ザルや老ザルなどの免疫能力が低いサルの場合は湯冷めすることもあるそうです。

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