マンションオーナーの最大の悩み・水道管の錆・スケールを安く解決する方法
高度成長期~バブル期(1991)にかけて、数多くのビルやマンションが建築されました。
新築のビルやマンショは15年~20年間は設備に大きな問題はありませんが、20年目以降は各設備で劣化・錆などが発生し定期的なメンテナスが必要になります。
特に、水が流れ続ける給水管や排水管は、錆やスケール(金属イオンや不純物)が配管内部に大量に付着し赤水が出たり、排水管に油分が付着し詰まってゴボゴボと音を立てるようになります。
更に酷くなると「赤水が酷くて水が飲めない」「洗濯物が黄ばむ」「排水管が詰まる」「排水管から臭いが逆流して風呂場、台所、トイレの中がドブの様な悪臭がする」等の苦情が出てきます。
マンションの1部屋でもそのような現象が起こると、次から次へと連鎖反応を起こしたように苦情が増え、結果、急いで配管(給水管・排水管)を全交換工事することになり、配管交換経費は莫大になります。
きっと、多くのマンションオーナーの方は「配水管(水道管)・排水管を更新してなくてはならない」ことは重々承知されていると思います。
しかし、実際に配管工事となると、莫大な工事費用や1軒1軒の居住者への対応が必要になり、頭では「やらなくてはならないこと」だとわかっていても、放置されてしまっているケースが非常に多いです。
確かに、マンションの配管をすべて更新するとなると、とても大変な工事になり、莫大な工事費用がかかります。
しかし、マンションの配管をそのままに、錆び・赤水対策が「安く」できる方法があるとしたらどうでしょうか。
これからご紹介する、特殊水処理機『新ん泉』は、マンション全体の水道管・配水管の除錆・防錆の対策を「安く」行える水機能改善装置です。
特殊水処理機 『新ん泉』とは?
特殊水処理機『新ん泉』は、水道水をお湯のような”やわらかい水”に変換する装置です。
具体的には、水道水を『新ん泉』に通すことで水同士の結びつきを緩め、水の表面張力を48℃に沸かしたお湯のように低下させた状態にします。
水道水の表面張力を低下させた状態にすることで、洗浄力・浸透力・防臭・鮮度保持作用などが向上し、皆様の暮らしを豊かに変える装置です。
特殊水処理機『新ん泉』は、日本水道協会の個別認証(Z-39)を受けており、ミサワホーム(株)・三菱地所(株)・住友不動産(株)などの大手ハウスメーカーやマンションデベロッパーの高評価を得て、OEM製品として導入されています。
また、『新ん泉』は全国の36の小・中・高校にも、水道管の赤水対策(錆対策)として設置されております。
水道管が錆びる理由
『新ん泉』で水道管・配水管の錆対策ができる理由の説明の前に、まずは「なぜ、水道管に錆が発生するのか?」について、かんたんに解説をします。
金属の腐食は、金属が電解質中にイオン化して溶け出すという電気化学的な反応により起こります。
まず水に金属が“濡れる”ということを考えましょう。ピカピカに磨かれた鉄板に水を流しても水は滞留せず、鉄板の表面は濡れることはありません。しかし長く使用していると所々濡れる部分ができて水溜りができます。
金属が濡れはじめると化学的に鉄板の表面に酸化膜ができたり、酸化する物質がたまったりして表面が酸化しやすい状態になります。
図の1で示しているように純粋な水だけを純度100%の鉄の表面に流した場合、水の電離作用によって鉄板の表面に水素イオン(H+)が集まりこれに対応するように金属中の電子(e-)が集まります。一方鉄の組織の中では電子(e-)が抜けることによって鉄はイオン化して(Fe→Fe2++2e-)水溶液中に溶出するようになります。(図1)
溶出した鉄イオン(Fe2+)は次の反応を経ていわゆる赤錆となって鉄板の表面などに沈着します。また一方では鉄イオンとして溶出する部分は更に侵食されて凸凹状態がうまれます。(図2)
2Fe→2Fe2++4e-
2Fe2++4OH-→2Fe(OH)2 水酸化 第一鉄
2Fe(OH)2+1/2O2+H2O→2Fe(OH)3 水酸化 第二鉄(赤錆)
凹凸状態が腐食が進行しているといわれる状態で、沈着した腐食部分は更に沈着が進んで凸状態になり、一方侵食された部分は凹状態になります。(図3)
そしてこれらの部分が錯綜して配管内が閉塞する状況になります。こうした状態では沈着した部分から流失した水酸化 第二鉄(赤錆)が赤水となって水質の汚染がなされる一方侵食を受ける鉄部分では更に侵食がおこり鉄が鉄イオンとして溶出して穿孔されて配管から漏水することがおこる事もあります。
水道水などでは水の中に電解質 例えば殺菌のための塩素成分やミネラル分(塩素イオンCl-・カルシュウムイオンCa2+)が含まれており、これらの電解質が多ければ腐食の電気化学反応は促進され腐食のスピードは加速されます。(図4)
特殊水処理機『新ん泉』で水道管の赤水対策(錆対策)が可能な理由
特殊水処理機『新ん泉』で水道管の赤水対策(錆対策)が可能な理由についてご説明します。
まず、新ん泉の特徴は、水道水を『新ん泉』に通すことで水同士の結びつきを緩め、水の表面張力を48℃に沸かしたお湯のように低下させた状態にします。水道水の表面張力を低下させた状態にすることで、水の溶解力・浸透力が向上します。
水の溶解力、浸透力が向上すると、水に以下の機能が強化されます。
・腐食により沈着した錆の部分(水酸化 第二鉄(赤錆))が除去される機能
※※除錆効果により沈着侵食面が平坦化される現象が生じます。(図6→図5))
・水溶液の酸化還元電位(ORP)を変化させる機能
※電位が変化することによってアノード極において電位を引き上げることはアノード反応を阻止することになり,相対的にはカソード反応となる。
(酸化皮膜の形成を促進することになります。)→アノード防錆法
・水のpHを上昇させる機能
※pHは電解質の導電率やカソード反応に関係しており、腐食の速度を抑えるためにはpHを高くすることが有効です。
・水溶液の電気伝導率を下げる機能
※水溶液中にイオン類が多く,電気伝導度が高いと腐食反応が進行しますので電気伝導度を抑制することは腐食の進行を抑える働きを持ちます。(図4の抑制)
上記のようないくつもの機能強化の相乗効果により、腐食部分に形成される酸化皮膜(水酸化第ニ鉄)は平坦均質化されます。
固体金属の表面に水酸化第ニ鉄の皮膜が生成すると、皮膜が完全な状態であればこれに覆われた金属は不導態となり、もはや陽極半電池反応に関与せず、防錆が抑制されて腐食の進行が止まります。またこの酸化皮膜の形成は当然水溶液と鉄の表面の接触も遮断しますので反応が抑制されることになります。
こうした酸化皮膜の形成は『新ん泉』設置後の配管内部を見たときに鮮やかな均一酸化皮膜の形成が見られることで実証されています。
『新ん泉の導入事例』
築18年を迎えるマンションの給水管・排水管の延命対策の一環として『新ん泉』を導入した事例をご紹介します。
マンションの水道管内部調査
『新ん泉』設置の前に、まずは配管の調査を行いました。
内視鏡により調査の結果、量水器と接する部分の配管は腐食が進行しやすく、接続部では皮膜が不十分のため、こぶ錆やフクレを発生していることを確認。ただし、接続部以降の配管は腐食していないことが二次側の写真からわかります。
続いて、洗面給水管の内視鏡チェック
皮膜の仲に錆が進行し配管表面が膨れていることがわかる。露出していない錆は解消されるまで時間を要する。
水質調査
『新ん泉』設置前の早朝、各お宅が水を使用する前の初流水における総鉄分の水質分析を行いました。
『新ん泉』導入検討時にはどのご家庭も「赤水はまったく気にならない」との報告でしたが、写真でもわかるように510号室宅ではほんの少し赤みがわかっていることがわかります。
総鉄分は水質基準の0.3mgですので、飲料水としては問題ありませんが、『新ん泉』による対策を行っていなかったら、さらに配管が腐食し、基準外の水質になっていた可能性もあります。
新ん泉の設置
水質調査の結果から、配管の除錆・防錆を目的として『新ん泉』TH-900(65A)とR-200×2個を導入しました。
受水槽の下方スペースに『新ん泉』TH-900(65A)を設置、受水槽に各1個R-200を併設しました。
まとめ
『新ん泉』設置前の調査では、住民の方が生活をする上で赤水などの問題は全く発生していない状態でした。しかし、VLP(硬質塩化ビニルライニング銅管)管使用であっても接続部からの腐食がかなり進行していたことが給水管内視鏡調査からわかりました。
マンションの立地条件・入居状況にもよりますが、私たちの過去の経験上、建築年数が15年~20年経過した付近から配管内部の腐食は進行していくようで、配管の閉塞が高まる前、赤水が発生する前に対策を講じることが必要と思われます。その点からも、今回の設置はその時期に達していたと考えます。
今後『新ん泉』水を使用することですでに発生している錆は徐々に溶解し解消していくことが予測されますが、その過程で初流水に若干の赤色がついた水が一時的に発生する可能性があります。これは除錆の過程で起こる現象ですので、そのような場合は勢いよく水を流してください。『新ん泉』設置後2~3ヶ月毛池するとそのような現象は改善されていきます。
弊社では、『新ん泉』を設置することによりビル・マンションで使用する水の水質改善を図り、皆様がより快適に毎日の生活を送るために欠かすことのできない良い水を提供できると確信しております。
特殊水処理機 『新ん泉』の検討・導入手順
ここまでお読みいただきありがとうございます。
マンションの水道管の錆対策・赤水対策が難しいのは、実際どのくらい水道管が錆びているのか、いつの時点で対策を行うべきかがわからないことです。
そこで、私たちの長年の経験から、マンションの水道管の錆を把握する1つの以下のチェックポイントをご紹介します。
- Point1 赤水は出ていないが飲むと鉄の匂いがしてお茶・コーヒーが美味しくない。
- Point2 朝一番の水に赤い錆の色が付いている。日中は殆ど分からない。
- Point3 蛇口をひねって水を出すたびに赤い色の水が最初だけ出る。
- Point4 白い下着が洗濯をすると黄ばんでくる。
- Point5 何時でも赤い水が出て殆ど水が使えない。
- Point6 マンションの建物に近付くと下水の臭いがする。
- Point7 風呂場・トイレ・洗面所あたりが何となく臭う。
もし、上記のPoint1~Point5の症状が出ている場合は、早急にマンション水道水の水質検査を行い、水道管内の錆の進行具合、排水管の詰まり具合などのチェックをすることをお勧めします。
水質検査をご希望の方は、弊社で用意した水質検査容器(500mmlx3本)をお送りします。
日にちを変えて、朝一番の蛇口から出る水(初流水)を同じ時間、同じ蛇口で3回採水して頂き、弊社へお送りください。
水質検査は費用は1回(3本)で1,500円です。(弊社への送料はお客様でご負担下さい。)
専門機関にて水道水に含まれている総鉄分を調べて、1週間以内に報告書を作成してお送りします。
調査報告書には『新ん泉』で改善の可能性がどれ程有るのか、きれいに成るまでにどれくらいの期間を要するのかも併せて報告します。
更に設置の検討を頂けるようでしたら現地に伺い、設置場所、工事の内容等を説明、後日見積書を提出します。
『新ん泉』の設置・導入費用の支払方法は、一括、リース、割賦、レンタルなど自由に選べます。
弊社のみが行っているレンタル契約(賃貸契約)は総コストの1%程で契約(本体価格・設置料・消費税込み)でき、利用者の不安や負担を限りなく小さくする方法となっており
ます。
マンションのの築18年と言うとまだまだ新しい気がします。が、目に見えない配管内はすでに錆が進行していることが分かります。
マンションの弱点でもあり、見えるところは定期的にお化粧をしてごまかせますが配管は徐々に腐食していきますので、早い段階で『新ん泉』での対応が不可欠と思われます。
新ん泉の詳細については、お電話・問い合わせフォームよりご連絡ください。
新ん泉のお問い合わせ
『新ん泉』の興味がある項目がありましたら、詳しい内容の資料をお送りします。お電話かお問い合わせフォームよりご連絡ください。