水筒

みなさんこんにちは

特殊水処理機『新ん泉』の櫻井です。

今年の夏もまた猛暑が予想されています。

最高気温35℃以上という日が何日も続くことがあります。

昨年も猛暑の記録が塗り替わった地域が多数あったほどでしたね。

外出の際に水筒を持参している姿をいたるところで見かけましたが、水筒の正しい使い方はご存知でしょうか?

今回は水筒について考えてみましょう。

昔の水筒

水筒(すいとう)とは水などの飲料を携帯するための容器のことです。

耐水容器であっても、保存のために作られた容器や酒瓶の類、フタの出来ない容器などは一般的には水筒とは呼びません。

かつては、水道や商店、自動販売機などが現代ほど配備されていなかったために、旅行や農作業だけでなく通勤や通学時など、お弁当と対を為すものとして日常的に用いられていました。
古来より人類は水筒を活用しながら生活してきました。

ヒョウタン(瓢箪)や竹の筒のように、自然のままで容器として使える植物はもとより、動物の胃袋や膀胱を利用した革袋、木や紙で形成した器に漆を塗布することで耐水性を持たせた漆器類、木製品(小樽類)、粘土による陶芸品(陶磁器)など、その地域で入手可能な、様々な素材で作成されていました。

珍しい物では、ダチョウのような大型の鳥類の卵に穴を空けて中身を吸い出した後、洗浄した殻を水筒として用いた例も有ります。

むしろ竹やヒョウタンのように、採集したままで耐水容器となりうる都合の良い素材は稀で、密閉したり、水漏れを防ぐなど、液体を無駄なく運ぶために水筒に用いる素材に対して世界各地で数々の工夫が行われています。

アフリカ原産とされるヒョウタン類が、栽培植物として世界各地に広まったのは、食用としてよりも、ヒョウタンの耐水容器としての有用性が高かったからであり、同時に耐水容器に対する人々の需要がいかに強かったかを物語る一例とも考えられます。

竹やヒョウタンで大型の水筒を作成するためには巨大なヒョウタンの実や非常に太い竹を品種改良によって作出する必要が有ります。

また、ガラス瓶や陶器類は重いうえに壊滅的な破損の危険が高いので、水を失うことが生命の危険に直結するような、乾燥地帯の長旅には適しません。

そこで、大量の水を持ち歩く必要性の有った乾燥地帯では、軽くて容量を稼げる革袋系の水筒が主流となっていきました。

普通の革(表皮)で作った袋では毛穴や縫い目から水がしみ出しますので、耐水性を持たせにくいのですが、染み出る水の気化熱によって中の水を冷やす機能が合ったようです。

実際使用する際には、もともと袋としての形状を持っている胃袋や膀胱を利用して水筒を製作することが多かったようです。

水筒の正しい使い方

一般に売られている水筒には様々な種類のものが有りますが、使用上の注意を守らないことで思わぬ事故にに発展することがあるようです。

注意事項1:水筒に入れる飲み物

●金属の使われている水筒の場合、スポーツ飲料や果汁飲料、炭酸飲料、乳酸飲料といった酸性の強いドリンクを入れていると、金属を溶かしてしまうことがあるため注意が必要です。

通常、短時間では、溶け出す金属の量はごく微量です。

また、容器の内側をコーティングして金属が直接接触しないようにする等、金属が過剰に溶け出すことがないように様々な工夫がなされています。

しかし、東京都福祉保健局で発表されている事例では、水筒でスポーツ飲料を飲んでいた児童6名が頭痛、めまい、吐き気などの症状を訴えたそうです。

容器に使われている金属が溶け出したことによる中毒症状が原因でした。

ジュースの類を持ち歩きたい場合は金属製水筒の使用はひかえるべきかもしれません。

注意事項2:水筒の手入れの仕方

●底が汚れているからといって金属性の棒タワシでこすると傷がつき、穴が開きやすくなってしまいます。

柔らかなスポンジを使い、茶渋などの汚れがひどければ専用洗浄剤を利用しましょう。

意外に注意が必要なのは水筒のつけ置き洗いです。

停滞した水に長時間つけると、外からさびが移ってくる場合があります。

食器乾燥機も、中栓が劣化して中身が漏れるなどの原因となるようなので、あまりおすすめできません。

水筒を利用する際には正しい使い方を心がけましょう。

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