カビ(黴)を知ろう

梅雨の時期を迎えるとカビに悩まされる家庭も少なくないでしょう。

この時期はカビにとって天国のような環境であるため、普段にもまして注意する必要が有るようです。

今回は「カビ」に対しての対策を考えてみましょう。

カビの危険性

カビとは酵母、キノコを含めて真菌と呼ばれる微生物の一群の総称です。

カビによっては食べ物に利用され、例えばチーズは、熟成させることでカビや酵素がタンパク質を分解し、アミノ酸へと変化することで美味しい味を出すことが出来ます。

この他にも、きのこや発酵食品と言われている納豆、味噌・醤油・漬物など多くの食べ物は、カビを利用して作られています。

その一方で、私達の身体に悪影響を与えるカビも多く存在します。

空気中に漂っているカビ菌は、胞子と呼び私達の目には見ることができないものです。

私達が実際にカビという形で目に見える状態となるためには、カビ菌(胞子)が何かの物質に付着し、カビ菌の栄養源となるものや水分、温度条件が揃って初めて胞子から芽が出始め、菌糸を伸ばし育つのです。

この胞子や菌糸が原因となっている病気が多々あります。

それらは大きく分けて3つに分けられており、それぞれの特徴として次のものがあげられます。

◆アレルギー感染症

ハウスダストに混じった胞子を吸い込んだり、触れたりするとアレルギー症状が出ます。

主な病気としては、アレルギー性鼻炎 ・気管支炎/ゼンソク ・過敏性肺炎 ・アトピー性皮膚炎 ・アレルギー性結膜炎 ・シックハウス症候群など

◆日和見感染症

人が衰弱している時や他の菌が駆逐されている時など身体に寄生する事があります。

主な病気としては、水虫/たむし/白癬症 ・カンジダ症 ・アスペルギルス症など

◆自然毒食中毒

食事などにより毒キノコの毒、発がん物質などを摂取してしまうことが原因になります。

主な病気としては、アフラトキシン中毒 ・毒キノコ中毒 ・肝臓ガンの原因など

以上のように、ただのカビであっても思わぬ健康被害を受ける場合があります。

カビへの対処方法

カビが発生する条件はその種類によって様々ですが、一般的にはカビは直射日光や紫外線に弱いことが多いと言われています。

しかし、紫外線を当てることが困難な場所においては、カビの生育を上手に制御するための工夫をする必要があります。

カビの主な生育条件は「湿度」「栄養」「温度」の3つです。

温度については光熱費などを気にしなければ制御出来ますが、その負担の大きさから一番制御することが困難であると思われます。

逆に一番手軽に制御可能なのは湿度であると考えられます。

家庭内の浴室、キッチンなどの水を使う場所では、定期的に換気扇や窓などで空気の循環を行えば、カビの発生もある程度予防できます。

閉めきった空間で、湿気が篭リ易い押入れや床下なども普段から通気する習慣を作るとかなりカビを予防できます。

押入れの場合空気の通り道を確保するためにプラスチック製のスノコを敷くなどするのが良いようです。

次に、カビの胞子は水分と栄養がなければ育成できないため、掃除により栄養源となりうる汚れを除去することでカビの育成を阻むことが可能です。

カビは人の垢から洗剤の残りカスまでなんでも栄養源にしてしましますが、それらをちゃんと取り除くことでカビの予防となります。

これら2つを行うことでカビの発生はかなり減ると思われます。

しかし、予防を行なっていても、目の届かなかった所でカビが生育してしまうことがあるかもしれません。

その場合であっても水回りであればそれらを簡単に退治することが可能なので、ご紹介します。

水回りに発生するカビの場合、45℃以上のお湯をかけることでだいたいが退治できます。

週に一度、お湯をまんべんなく濡らすようにかけるだけで、カビの退治および予防ができます。

ちなみにお湯ではなく水で流すと空気中にカビの胞子が飛び散り逆効果になることがあるそうなのでご注意ください。

ただし、上記の方法はあくまでカビを殺す方法であり、カビの跡は残ってしまいます。

カビには色がついているため、その色はカビが退治されたあとも残ってしまうのです。

その場合、漂白剤を使い脱色することでカビの跡が目立たなくできます。

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